かまぼこづくりでは、材料をまぜる工程から後は、人の手がかまぼこにふれることはありません。さらに、かまぼこの形を作った後は、特別なフィルム(真空フィルム)に包まれるので、外の空気にもふれません。この状態で、85℃以上の高い温度で蒸して、そこから急速に5℃以下に冷やし、菌が発生しないようにします。(一番、菌がふえやすいのは、40℃前後。)こうして野中蒲鉾では、菌からかまぼこを守り、みんなが安心して食べられる努力をしているのです。ちなみに、ちくわも揚げ物も同じように熱してから急速に冷やしています。
佐賀のスゴい工場を探検しよう!
野中蒲鉾は、かまぼこ、ちくわ、揚げ物(てんぷら)などをつくっています。かまぼこをつくりつづけて100年のとても歴史のある会社!野中蒲鉾がつくるかまぼこはとてもおいしく、かまぼこのおいしさを競う大会では、最高の賞を受賞しています。かまぼこのほかにも、“やきちくわ”や“おさかなのミンチコロッケ”などおいしいおかずになる商品がたくさんあります。ここでは、人気商品がつくられる工程やヒミツを紹介します!
製造のながれ
ここだけの情報
かまぼこづくりでは、材料をまぜる工程から後は、人の手がかまぼこにふれることはありません。さらに、かまぼこの形を作った後は、特別なフィルム(真空フィルム)に包まれるので、外の空気にもふれません。この状態で、85℃以上の高い温度で蒸して、そこから急速に5℃以下に冷やし、菌が発生しないようにします。(一番、菌がふえやすいのは、40℃前後。)こうして野中蒲鉾では、菌からかまぼこを守り、みんなが安心して食べられる努力をしているのです。ちなみに、ちくわも揚げ物も同じように熱してから急速に冷やしています。
かまぼこ、ちくわ、揚げ物は3〜4種類の魚のすり身をブレンドしてつくります。魚のとれる量は季節や天候によってかわります。そのため、その時々で、かまぼこに使う魚の組み合わせや塩の配合を変えています。ここで役に立つのが職人さんたちのきたえぬかれた味覚。職人さんたちは日常的に「味覚テスト」を行っているので、ものを食べたらどの味が足りていないかが分かります。そうやって職人さんの力で、「いつもの味」を守りつづけているのです。ちなみに、うま味が出るのは魚をブレンドしているからこそ。1種類の魚でつくってもあまりおいしくならないそうです。
働く人へのインタビュー
働く上で大事にしている言葉は、「おいしさはけんこう」。
栄養のある食事をおいしく食べることで、人は健康でいられる。
毎日を、楽しく、健康に生活するために、「おいしい」という気持ちはとても大切です。
お客様の「おいしい」という気持ちを守るために、日々工夫や努力をしながら、かまぼこをつくっています。
みなさんの口に入る食べ物だから、安心して食べてもらえるように、衛生管理(菌からかまぼこを守ること)には、とくに気をつけています。
野中蒲鉾は、かまぼこをつくりつづけて100年のとても歴史のある会社。
100年間で、わたしたちの身の回りでは色んな食べ物があふれるようになり、魚が苦手という人もでてきました。そんな人にも栄養のある魚をおいしく食べてほしいという想いから、つくっているのが「おさかなドーナツ」。売り切れになるほどの大人気商品です。
子どもからお年寄りまで、たくさんの人が笑顔で健康にすごせるような、かまぼこづくりをこれからもつづけていきます。